振動、波動、波長。

話し声や歩く足音。

自然のつくりだす音や、人工的な機械音。

心地よいと感じる音や不快に感じる音。

暮らしのなかにあふれている、いろんな音。

 

 

 

音は、モノやなにかが振動することでつくられます。

『音は振動である』ということは

中学生で理科でも習っていて知識として知っているのだと思います。

 

もちろんそのこと自体も興味深いのだけど

『目で見て触ることのできる物質や物体もふくめ、

すべての存在は振動である』

ということを知ってから

わたしの世界の見え方や捉え方のベースになりました。

 

量子力学や科学の分野では物質は本来、振動にすぎないということが常識のようです。

モノを細かく分けていくと、すべては粒であり波でもある、という不可解な世界にはいり、もはやわたしたちの認識できる範囲を超えていきます。

 

ーすべての存在はバイブレーションです。森羅万象は振動しており、それぞれが固有の周波数を発し、独特の波動を持っています。-

『水は答えを知っている / 江本 勝』

おもしろいなと思うのは

そういったことが科学的に証明される前から、古代の人は波動の力が世界や宇宙をつくりだしているということを知っていたということ。

インドやヨガの哲学でもそれらを前提に考えられているということ。

 

ー物質や物体とよぶもの、語らず音も出さないように見えるものでさえも、実はみな波動であるー

『音の神秘 / ハズラト・イナーヤト・ハーン』

 

わたしたち人間だって、固有の周波数を持って振動し、存在しています。

波長が合う、合わないということばもあります。

個人から発せられている波長を感じとることも無意識のレベルでおこなっています。

 

すべてのモノは振動して固有の周波数をもっている。

自然界のつくりだす周波数はとても美しくて

見ているわたしたちを純粋なところへとつなげてくれるようです。

 

『どんな波長でいたいのか』

『どんなものに共鳴していくか』

そういったことを考えて過ごしてみることも

おもしろいなぁと思っています。