シヴァナンダヨーガのこと

シヴァナンダヨーガが伝えているもの。その教えをまっすぐに受け取ることができますように。

伝統が魂の輝きを取り戻すためのきっかけとなりますように。

シヴァナンダヨーガとは?

 

ヨーガには種類や流派がたくさんあって、アーサナ(ポーズ)も種類がたくさんあります。

シヴァナンダヨーガとは、インドの伝統的なヨガのスタイルのひとつ。

太陽礼拝や12の基本アーサナ(ポーズ)といった身体を動かすヨガに加えて、呼吸法や瞑想、はじめと終わりに唱えるマントラ、リラクゼーションが基本となっています。

アーサナの間にシャヴァーサナ(休息)を取り入れ、緊張と弛緩を繰り返すことで、深いリラクゼーションを感じられることも特徴のひとつ。

基本の12のポーズは、チャクラと呼ばれるエネルギーを貯蔵するポイントを上から刺激し、整える流れになっています。基本のポーズを保持できるようになったら、上級のポーズやバリエーションを追加することも。

ベーシックな基本の流れを覚えると、より意識的に呼吸が行えるようになり、マインドも集中して動けるようになるので
リラックス効果や気づく力がどんどん高まります。

「動く瞑想」としても自宅で練習ができるようにもなります。

ヨガクラス終わりの、なんともいえない穏やかな気持ちと解放感もシヴァナンダヨーガの醍醐味かなと思います。

シヴァナンダヨーガ おすすめの本

▼ スワミ・シヴァナンダの生き方・語られた教えなどが書かれた本。シヴァナンダの人となりをもっとも身近で知る高弟のひとり、ヴェーンカテーシャーナンダによって語られた貴重な一冊。迷ったとき、悩んだときに見方をクリアにしてくれます。

▼アーサナ(ポーズ)、呼吸法、食事など、「ヨーガとは何か?」について、総合的にまとめられた本。シヴァナンダヨーガの基本の12のポーズのほか、バリエーションが豊富にまとめられているので、初心者〜中・上級者までおすすめの一冊です。

ヨーガの四つの道 〜シヴァナンダヨーガの示す、全てを統合すること〜

 

近代インドの聖者であった スワミ・シヴァナンダ(1887-1963)は、日常生活のなかでヨーガの4つの道を少しずつ実践することの大切さを強調していました。

どれかひとつに極端に偏ることなく、『総合的なヨーガ』として実践していくのが、シヴァナンダヨーガのアプローチです。

ヨーガの4つの道とは、

カルマヨーガ(行動・無私の行為)

バクティヨーガ(献身)

ラージャヨーガ(アーサナやプラーナーヤーマ含む八つの支則。身体と精神のコントロール)

ニャーナヨーガ(知識・叡智)

です。

たとえば、わたしの場合は

アーサナは、ラージャヨーガとしての実践。

マントラは、ラージャヨーガであり、ニャーナヨーガであり、バクティヨーガでもある実践。

唄うヨーガのキールタンは、バクティヨーガとしての実践。

 

シヴァナンダヨーガの本からことばを引用します。

 

スワミ・シヴァナンダ大師は、ヨーガの道の中から一つの道だけを選んで実習することはできないと主張しています。

ここで示されている真実とは、ヨーガの各部門が他の部門全てと関連しているということです。

私たちはヨーガの全ての道を統合し、それぞれの道から最良のことを学び、自分自身の実習に組み入れていかなくてはなりません。

(出典:ヨーガの実践と哲学の要点)

 

脈々と受け継がれている伝統のなかで、スワミ・シヴァナンダによって説かれた統合的なヨーガから、わたしたちが本質的な恩恵を得ることができますように。

 

わたしとシヴァナンダヨーガ

ヨーガをはじめたばかりの当時のわたしは、唯一の正しさを求めるマインドが強かった。はやく本当の答えに出会いたかった。

ヨーガの種類がたくさんあることがむしろ嫌でした。

「正しいものはひとつじゃないの?正しいことだけ教えて!」

インターネットや本を調べたり、人に会いに行ったりして、わたしの関心があることから絞って、シヴァナンダヨーガをはじめました。

(これは、シヴァナンダヨーガが正解とか間違いとかいう話ではないです)

たくさんの学びの過程でシヴァナンダヨーガをジャッジしようとして、否定することもありました。

それは、わたし自身が自分の体質についての知識がないことだったり、なんのためにヨーガをするのか、というところがブレていたから。

 

その度に、先生と出逢い、必要な学びを自由にさせてもらったことが、より本質的なシヴァナンダヨーガへの理解に繋げてくれていることを実感しています。

マントラ、キールタン、アーユルヴェーダのことやチャクラにフォーカスしたワーク。女性に特化したムーンサイクルヨガや、がっつり動くアーサナを取り入れる流派の学びなど。

その過程を経て、統合的なシヴァナンダヨーガの恩恵を改めて実感しています。

 

 

スワミ・シヴァナンダの教えに、『自由ななかにこそ真の成長がある』ということばがあります。

示してくれる道のなかで、個人の段階や特性に応じて自由に学ばせることによって、あらゆるものを少しずつおこなわせる統合的なヨーガ。

 

伝統を大切にしながらも、ユーモアのあるスワミ・シヴァナンダからの教え。

その教えをまっすぐに受け取ることができますように。

 

出逢う先生方から教えてもらう、たくさんの知識を

わたしのなかで消化して、本当の智慧として得ることができますように。

 

そして必要な方に必要なものを丁寧に伝えていくことができるよう、

少しずつでも実践を続けていこうと思います。

 

伝統が魂の輝きを消してしまうことがないように、

魂の輝きを取り戻すためのきっかけとなりますように。

 

○ sivanada yogaのティーチャートレーニングについてまとめたブログはこちら

なんでシヴァナンダヨーガなの?参加する前は?どんな内容のトレーニングなの?などいろいろ書いてます。 

シヴァナンダヨーガのアシュラムやセンターについて

シヴァナンダヨーガを気軽に学べるよう、世界各国30都市にセンターを持ち、9か所にアシュラム(滞在型施設・ヨーガ道場)があります。

日本では、東京の高円寺に東京センターがあります。

各国のセンターやアシュラムについても いくつか種類をご紹介します。興味のある方はこちらもご覧くださいね。

シヴァナンダ・ヨーガ・ヴェーダーンタ・センター本部のHP

Sivananda Yoga Vidya PeethamのHP

日本各地にもシヴァナンダヨーガのクラスがあります。

ぜひお気軽に一度ご参加くださいね○

 

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