みなさん、こんにちは。サーシャヨガのsanaeです。
ただいま、2015年に卒業したシヴァナンダヨガのティーチャートレーニング(TTC)の記録や感じたことなどをブログに綴っています!
もうしばらく黄色いTシャツが続きます〜。
引き続きよければ、お付き合いくださいね!
sivananda yoga TTCの巻!
(前回)
〜シヴァナンダヨガのティーチャートレーニングに参加を決めた理由〜
〜シヴァナンダヨガTTCを卒業してからはじまる、新たな修行〜
今回は
〜シヴァナンダヨガTTC、実際にどんなことしたの?【アーサナ編】〜
です。
シヴァナンダヨガでは、日常から離れて1ヶ月間過ごすらしい…
じゃあ、実際にどんなことして1ヶ月過ごすの?というお話。
もくじ
スケジュール
まずは簡単に、毎日の基本のスケジュールからご紹介します。
カタカナが多いけれど、さらっと見てみてください。
5:30 起床
6:00-7:30 サットサンガ(瞑想・チャンティング・講話)
8:00-9:45 アーサナクラス(一般的なヨガのイメージである身体を使うヨガ)
10:00- ブランチ(朝昼食)
10:45-11:45 カルマ・ヨーガ (TTC中に与えられた役割を毎日こなす)
12:00-13:00 バガヴァッドギータ or チャンティングクラス (ヨガ哲学の座学)
14:00-15:30 メイン講義 (シャワーのようにあびる哲学や解剖学の座学、アーユルヴェーダなど)
16:00-17:45 アーサナクラス (週ごとにベーシックな動きから中級・上級まで)
18:00- 夕食
20:00- サットサンガ
さてさて、今回注目すべきは「アーサナクラス」。
スケジュールには載っていないけれど、講義のたびに出る宿題に取り組んだり、空いた時間で洗濯したり、シャワー浴びたり、みんなで状況をシェアしあったり。
ほぼ分単位で動いてた気がします。
寝るのは23時以降が多く、日付が変わることもしばしばでした。
土曜日は、夜に「タレントショー」があります。みんな一芸を披露して、各国の文化に触れられて、盛り上がる日です。
ちなみに、金曜日だけはお休みになります。休日とはいえ、起床時間は同じく5:30。
そしてサットサンまで参加は必須。そこからはフリータイムです!
アーサナの難易度は変化する!?
スケジュールにもあったように、アーサナ(身体をつかうヨガ)は1日のなかで、みっちり2回!1ヶ月、4週間、毎日アーサナタイム!
お休みの日も、アーサナクラスは用意してくれていて、希望者はちゃんと2回参加できます。
1日に2回あるアーサナクラスの内容と目的も違います。
8時からのクラスは基本的に「自己練習のため」に、
16時からのクラスは「教え方を学ぶため」に設けられています。
「自己練習のためのヨガクラス」
1、2週目まではシヴァナンダヨガのベーシッククラス。そして後半の3、4週目からは中級・上級クラスのアーサナが入ってきます。
なので、自己練習としてのヨガクラスのアーサナの難易度はどんどん上がっていきます。ポーズをキープする時間が長くなったり、バリエーションが増えてくる感じ。
個人差がもちろんあるので、みんな自分の身体と相談して、できる範囲で練習します。
シルシャーサナ(頭立ち)ができない方も参加されていたし、ヨガの経験がほとんどない方もいました。
そのぶん、隙間時間に苦手なアーサナを見てくれるスタッフの方もいるので、できないアーサナを克服する方もたくさんいます!(わたしもその一人)
「教え方を学ぶヨガクラス」
1、2週目まではアーサナ(ポーズ)の解説。
3、4週目は、「ティーチング」。5人1グループくらいになり、順番に先生役をします。
基本的に、日本人とインターナショナルチームに分かれてグループを作ります。さらに日本人のなかでも、ティーチングで日本語を使うか、英語を使うかによってグループを選べます。
初心者向けのクラスのうち、生徒の段階に合わせてシークエンスが用意されているティーチング。あとで先生役をするほど教える内容が増えていくので、最初に指名された方が覚えることは少なかったりして。
ティーチングが終わった後は、生徒役として参加してみての感想や見てくれているスタッフからのアドバイスをもらえます。
睡眠時間を削って、準備したものの不安と緊張いっぱいでの、はじめてのティーチング。
終えた後、みんなで乗り越えたね、という達成感から涙もあり、とても印象に残った時間でした。
こんなに動くんだから、痩せる!?
いや、そもそも、この効果を一番に期待してTTC参加される方はいないかと思うのですがね、念のため。
わたしの場合は、、体重は全く変化せず。
プラマイ「0」でした。
えーあんなに動いていたのにー!?
(心のなかでは、ちょっとは減ってるやろうって期待していた自分を反省した瞬間でしたね。。)
アシュラムのご飯が本当に美味しくて美味しくて、てんこ盛り、、そしておやつもあったし、炭火焼のパンもあったし、、という言い訳。笑
(なんとアーサナクラスの終盤からは、ご飯のいい匂いが漂ってくるという。。呼吸のたびに誘惑されます。笑)
でも筋肉がついたことは実感。
できなかったアームバランスのポーズもできるようになりました。
あと確実に、首がたくましくなりました。
ヘッドスタンドのバリエーション、トリコナーサナの効果が大きいかと。
あとは、背骨がとってもしなやかに。
「朝一番の背骨って硬いもの」って思っていたけど、日に日に柔らかくなり、太陽礼拝も朝から気持ちよくそれるようになりました。
身体は着実に変わっていきます。
ちょうど、当時のノートを振り返っていてこんなもの見つけました。
『食欲と自分の体型につまづいている場合ではない
→もっと高いところへ』
と。
はい…
大浄化を期待し、痩せる!なんてことを一番に期待せず、執着せずに参加することをおすすめします。笑
キッズヨガ・シニアクラス、マタニティヨガのクラスも学びます
発見!キッズヨガって大人も楽しい!
キッズヨガのクラス、実際に子ども目線でレクチャーを受けてみて、とっても楽しかったです。
子どもの集中力は長くて1時間。長い休憩は与えず、テンポよくすすみます。
呼吸法を教えるときにも、腹式呼吸のときにはお腹にあひるや本を乗せて、声かけも工夫します。
身体を使うアーサナにも、物語がついていたり、どうやって楽しむか工夫する。
ほかにも、絵をかいて芸術の要素を取り入れたり、マントラでは音楽の要素を取り入れたり。
みんなで円になってマットをしくので、みんなの笑顔が見えるんですよねー!
これは絶対子どもも楽しいだろうな〜と目から鱗。
なんだか可能性にあふれていました、キッズヨガクラス!
帰国後、さっそくこの本を買いました。
でも、「あ、これまだわたしがやるタイミングじゃないや」と自分の中で腑に落ちることがあって、結局やれていません。
でも、いつかできたら面白いだろうなと思っていることの一つ。
わたしがTTCのキッズヨガクラスで感じたキラキラしたもの、可能性。
それは、この本の言葉をお借りするなら「生命力」と表現されています。
「生命力」の育みに任せておけば、まっすぐきれいに立ち、のびのびと動き回ることができます。
(中略)
「生命力」が身体の感覚と結びつけば、子どもには自己意識が形成されていきます。
(出典:はじめよう! キッズ・ヨーガ 親子で楽しいヨーガあそび / 伊藤 華野)
と書かれています。とても納得することでした。
この「生命力」を子どものなかから引き出すために、ヨガの先生として、あの手この手で工夫することはまさにクリエイティブな活動。
また子どもがヨガを楽しむための方法だけでなく、親子でヨガを楽しむ方法も書いてくれています。親子の関係づくりにも最適だと思う。
キッズヨガに関心がある方にはおすすめの一冊です!
マタニティヨガクラスではみんなで妊婦さん体験
男性も女性も、お腹にタオルをつめて、妊婦さんのシミュレーション。
後屈ってこのあたりまでなんだ!とか、足元ってあんまり見えないんだ!とか、たくさんの気づきがありました。
呼吸のイメージも丁寧に誘導してくれて、マタニティヨガクラスがスタート。
終始、穏やかで幸せなバイブレーションのクラス。
『子どもを産むことは、喜びを運ぶこと』
『恐れないで、楽しいことだと認識する』
と、ガイドしてくださったことが印象的で、感動しました。
当時のわたしのメモにも
『おなかに赤ちゃんがいるのって、すごく愛しい気持ちになる。
赤ちゃんとお母さんのコミュニケーション。あったかい気持ちになれる。』
と書き残していました。
キッズヨガクラスも、マタニティヨガクラスも私自身が受け手となって、そこから学ぶことがたくさん。
ユーモアと愛情たっぷり、でも神聖なアーサナクラス
慣れない環境のなか、普段とは違うスケジュールをこなし、学ぶことがたくさんのTTC。頭がパンクしそうになることが多々あります。
それでも、なんとか頭を整理してやってこれたのは
毎日の定期的なアーサナのクラスがわたしたちを支えてくれていたのだろうなとも思います。
シヴァナンダヨガクラスはシャヴァーサナのあと、初めの祈り・マントラから始まります。
OMを唱えたところから、クラスが神聖な空間へと変わる。
ベーシックなアーサナをこなし、難しいアーサナとも向き合いながら
可能性と向き合い挑戦する。
「献身」としてのアーサナも、「挑戦」としてのアーサナも、自分が何を目的とするかでとるアーサナも変わってくると教えてもらった。
ヨガはただのエクササイズとしての効果ではなく、最終的には「すべてのものは一つである」というところに辿り着くための道であることも教わった。
うん、やっぱりあとは実践し、経験していくだけ。
TTCの1ヶ月をアーサナから振り返ってみても、わたしにとってはボリュームたっぷりでした。
アーサナ、好き!!
つづく