こうやって想っていたことを文字にして吐き出してみると
わたしのなかに溜まっていた消化不良だったものの消化が始まるきっかけになるみたい。
翌日のすっきり感がまるで違う。
『文字にして伝えること』には勇気がいる。
【声にすること、音にすること】はわたしにとってはもっと勇気がいる。
『文字にすること』は誇張もできてしまうし、良く見せようとすることもできてしまう。けど、なるべく素直に書いて、残したい。
どんどん移ろいでいく思考だし、消えていくものなんだけど
その思考にどうしようもなく捕まってしまったりもする。
吐き出すことでぱっと開けて、見えたことだったり気づいたことだったり、照れてしまうようなことだったり
そういう、わたし自身との一期一会みたいに感じていることを、一番うまく表現できるのはいまのところ文字にすることみたい。
わたしのことばと響きとリズム。
良し、残したぞ、みたいな瞬間に喜んでもいいのかもしれない。
本当にうっかりしていて、暮らしのなかで味わうものをどんどん忘れていってしまうので (このようにできているから暮らしていけるんだけども)
読み返す、読み返さないはこだわらずに手帳に出来事や感じたことを書き残している。
なるべく正直でいたいはずなのに、過去の美化や一瞬一瞬の美化をやってしまうプライベートスペース。
矛盾も光もなんでもありなところ。
そんなことが容易にできてしまう文字の世界はおもしろいなぁと思う。
どんなに文字を飾っても、その人がでてきてしまうのがこれまたおもしろいなぁと思う。
手帳という自分だけのプライベートスペースをあえて破ってまで公に書いて残すのだから勇気もいる。
フェイスブックなどのSNSでの公開もおなじ。
公のところに書くと反応があって、刺激してくれたり、
わたしの想いに寄り添ってくれたりするのでプライベートスペースにはないドキドキ感がついてくる。
勘違いも大いに引き起こす文字の世界だけど、そこで交わされるやりとりからたくさんの愛情をもらったこともある。
そんなことができてしまう文字の世界をやっぱりおもろいなぁと感じていることにも気がつく。
わたしのなかの消化がすすんで
読んでくれる誰かのもやっとしたものの消化が進んだりしてくれたらなぁともひそかに思う。
読んでくれてありがとう。