いちじくの実。

みなさん、こんにちは!

サーシャヨガのさなえです。

 

9月に入り、ガラリと空気が変わりましたね。

祖父母がいちじくをたくさん作っていて、今まさに収穫真っ只中なのでちょこちょこお手伝いへ。

香川県のまんのう町。

朝晩と昼の気温差が大きいほど、いちじくが赤く綺麗に色づく。

人間の都合、

たとえば、

「平日より土日にたくさん実って欲しい」

とか

「もっと大きな実が欲しい」

とか

そういったことはまったくお構いなく、

自然のままの恵をありがたくいただく。

採っても採っても、毎日綺麗に実ってくれるいちじくを目の前に

『これはもう神さまからの恵やわ…』

と思わずにはいられなかった。

それに、

こんな感覚をわたし自身が感じるようになっていたことにも感謝の気持ちが湧いてきた。

バクティヨーガの道に導いてくれたヨガの繋がりが

全国にあることが奇跡のことのように思えて。

たくさんの人の顔が浮かんだ。

ヨガの道って、本当に人それぞれ。

柔軟に、その人の段階や性質に合わせて、どの角度からでも深めていけるもの。

そして、歩んできた道が、必ずその人の支えとなってくれる。

 

「好きなものがわからない」

「やりたいことがわからない」と悩んでいた頃のわたし。

この期間は本当に長かった。

そこから抜け出したくてがむしゃらに走り出してからも、

少し前まで、

『自分の軸があって、凛としている人』にずっとずっと憧れていた。

 

やりたいことや芯のようなものが見つからなかったのは、

自分の軸ではなく、

他人の軸で示してくれるもののなかだけで選んでいたからなのだろうなと、ふと思う。

わからないなりにでも、動いてみて、少しずつ知らない世界を知って、

わたしにとっての心地よさを知って、自分のなかをのぞく勇気をもって。

その繰り返し。

ヨガは続けてみなくちゃわからない。

もっともっと知らないわたしがたくさんいて、気づいていない闇も光も同時にたくさんあって。

きっと、ずっと続いていく道。

だから、面白いのだけど。

ヨガをはじめてから、たくさんの先生や仲間に出会い、学びの機会をいただいた。

「自分の意志で選んで動いてきた」と思ってしまうことも含まれているけど、

与えてもらっているのだとおもう。

これも、全部、『神さまから与えていただいたもの』。

 

ヨガの生徒さんに、わたしがこれまで与えてもらったのと同じ道を示しても

全部が全部「よかった!」と思ってもらえるのかはわからない。

だから、あくまでわたしは、生徒さんをずっとずっと自分のもとに置いておきたい思いは一切ない。

自由に経験して、その人だけのヨガの道を歩んでいくものだと思っている。

その過程で、関われて一緒に楽しいことや喜びの時間が共有できたら幸せだなぁと思う。

なので、みなさん、自由にヨガしましょ!

こんなにも宇宙は寛容で、両手を広げてくれている。