ー ヨガと自己啓発のちがいはなんでしょうか。
10年前にわたしは自分探しからヨガに出会ったところまでを、
前回の投稿で書きました。
当時はたくさんの自己啓発本を読んでいたし、
それらをとおして自分を理解することができていました。
では、あらためて、
ヨガと自己啓発のちがいはなんでしょうか。
それは、
『なにかになろうとしないこと』
です。
なにかになろうとした時点で、
“自分らしくない” ということ。
これは、
ヴェーダの一説を唱えるマントラのチャンティング
（ヴェーディックチャンティング）の先生に
教えてもらったことでした。
ー “何かになることがいい” とされてきた教育のなかで、
それらは全部逆をみてるんだよ。
ー 自分はほんとうはどんな存在で、
どんなことを感じるために
この世にうまれてきたのか。
そっちをよくみて感じてあげるんだよ。
わたしはこれを初めて教えてもらったとき、
衝撃をうけました。
それと同時に、
『すべては内に在る』
だからこそ、
それを、『思いだす』こと。
をマントラのチャンティングの学びのなかで
いまも、教えてもらっています。
ー 何かの知識を学ぶことも、
何かのWSに参加することも、ぜんぶ、
“自分を剥がしていくもの” だったらいいんじゃない？
あれもこれも、と探していた頃のわたしに
こんなふうにまっすぐに言ってくださる先生を前に、
“わたしは向かう方向もわからずに、
自分を知っているつもりになっていただけだったんだ”
と、その場から逃げたくなったのを
いまでも覚えています。
けれど、だからこそ、
みる方向が変わった瞬間でもありました。
それを、音の学びのなかで
体験していくことこそが、
いまのわたしに必要なんだ、と心に決めました。
なにかになろうとしないこと。
すべては内にあること。
それを思い出すこと。
“わたしの音” の探究は、音に還り、
内（魂）へと向かう旅のはじまりとなりました。
『自分らしい生き方ってどんな生き方なんだろう』と探しはじめて
2014年に出会ったヨガから、
『自分が使っている声やことばへの違和感』に気づき、
“わたしの音とは” を探究してきた10年間の体験と経験、
伝統的なヴェーダやインド古典音楽の知識をもとに
Nada Yogaボイスワークのメソッドを活かして、
音の魅力と力を体験し、
『わたしらしく人生を歩みたい』と心から願うひとに向けて、
全６回の講座で寄り添い、お伝えします。
※ 2024年夏8月より、
【 NADA YOGA ボイスワークメソッド】をつかって
ともに歩む講座（全6回 / 期間: 3ヶ月 ）の開催をはじめるにあたっての
ストーリーも残せたらとおもい、記事にしています。
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『 The Power of Sound 』
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講師プロフィール
紗奈衣 / sanae
Nada Yoga Japan認定講師 / アーティスト
– たった一度きりの人生、あなたらしい音を奏でて描いて –
心のなかの大切な想いや音色、自然や宇宙のリズムと繋がることで、
自分らしい人生の旅が展開していく『Nada（音）の可能性・魅力』を伝えている。
・ヴェーダの聖典の一説をお唱えするヴェーディックチャンティングを、2017年より渡部直子先生より学ぶ。
・2020年より、Pt.Devashsi Dey氏・gumi氏のもとでインド古典声楽を学び、インド・バラナシでのガンガー奉納演奏『Subha-e-Banaras』に2023年・2024年出演。
・インド・ヨガの聖地リシケシで開催された世界最大規模の『インターナショナルヨガフェスティバル2024』に、Nada Yoga講師としてクラスを担当し、アーティストとしても出演。
・日本各地でのヨガフェスティバルへの出演や奉納演奏、音楽LIVEなど、音の魅力を発信しつづけ、『音を磨くことはそのひとの存在がそのひとらしく輝くこと』だと祈りをこめて、音を奏でている。
公式HP『 sahsya yoga 』 https://sahsyayoga.com/
instagram 紗奈衣 @sahsya_yoga
