巡る季節、巡るわたしたち / 有馬温泉での再会に寄せて

ひょんなことから、兵庫県にある 有馬温泉に呼んでもらいました。

行くことが決まったのは、4日前。

『呼ばれる』というのは聞いてはいたけど、こういうこともあるんだねぇ、と

夫婦共々不思議な感じです。

 

左から航くん、きっちゃんご夫婦。今回わたしたちを呼んでくださった友人夫婦です。

有馬温泉は日本最古の温泉のひとつらしく、

温泉神社があったり、街のいたるところに泉源がみられました。


温泉が湧くなんて、よくよく考えてみればものすごいエネルギー。

それを近くで見ることができて、うわぁ、、と心臓がどきどきしました。

 

ゴォンゴォンという音とともに吹き上がる煙。泉源です。


長年、あついあつい泉源の管理をされている、

70代近くの方にもお話をきくことができました。

 

温泉のパイプ交換のための作業をしているところ。湧き出る温泉をとめるため、1トンを超える冷水を入れるのだそう。

 

ちょうど紅葉も見頃ななか、なれない下駄を履いて、

長い参道をのぼり、夜の神社にお参りにも行けました。

 

少し息切れがするくらいの、長い参道。

 

誰もいない、静かな夜の神社。

 

温泉神社(とうせんじんじゃ)亀の紋。

 

『金刀比羅神社』の名前も。

 

時のながれがゆったりした、古い文化の残る宿。

 

 

こんな素敵な場所にわたしたち夫婦を呼んでくださったのは、

友人夫婦のきっちゃんと航くんでした。

 

左からきっちゃん、航くん


きっちゃんと出逢ったのは、2年半前にライブで訪れた、
千葉県にあるブラウンズフィールド。

きっちゃんはそこで暮らしながら働くスタッフでした。

 

Brown’s Field(千葉県いすみ市)にはいつもたくさんの人が集まる。みんなで暮らしをつくる場所。

 

2年半前、ディジュリドゥとハルモニゥムによる、メディテーションライブツアーをしていた頃。こちらは和歌山の会場にて。


1度逢ったきりでしばらく逢っていなかったけれど、

久しぶりの再会が続いたなぁとおもったら、なんと一緒に有馬温泉で過ごしている。

不思議なことです。

 

2年ぶりの久しぶりの再会は今年9月。きっちゃんと航くんは香川県琴平町にある『栞や』に逢いにきてくれました。

 

9月の再会がきっかけになって、10月に大阪で開催した栞展では再び、きっちゃんと航くんに逢うことができました。


旅でみた美しい瞬間のひとつひとつを、

琴平での暮らしのなかで反芻しながら、

次に再会できる日を楽しみにして過ごそうとおもいます。

 

ずっと逢っていなかったのに、なんどもまた逢うことができて、とっても嬉しかったな。時間が一気に動き出したような、不思議な感覚でした。

 

『泉源』って、


「泉の湧き出るもと。転じて、物事のはじまり。みなもと。根源。」
なんだって。


そこに神さまをみていた古代のひとの感性に触れられて、行けてよかったなぁとおもいました。


泉の湧き出る源さん、ありがとう。

 

きっちゃんとの素敵なご縁の巡りに、ありがとう。