五感リトリート2日目の朝は
朝のラーガの演奏からはじまりました。
サーランギとタブラの演奏を聴きながら、思い思いに自由に過ごす早朝。
鶯が鳴いて、風がとおり、だんだん朝の光が部屋にはいってくる。
ストレッチやヨガをしたり、チャイを飲んだり、瞑想したり、拍子をとったり、寝転んだり、、なんて贅沢な時間なんだろう。うっとり。
1日目のインド古典音楽の演奏時間は、夕方でした。
そして、はじめましての方と一緒にインド古典音楽を初めて聴く、という方も多かったはず。
その後、一晩寝泊まりと食事を共にし、温泉にも一緒にはいったりすると緊張もほぐれてくるもので、
自然と居心地がよくなり、緩んできます。
2日目は、演奏の時間も早朝に変化し、自分たちもゆるゆると居心地のいい空間で聴くことで、より音楽そのものを味わうことができたのかもしれません^^
みなさん、大満足でした!
そのあとは、
ななえさんのチャクラヨガ。
シタール&ギターの生音つき!
ヨガ参加者も演奏者も、みなさん大満足な朝のヨガクラスとなりました。
このとき、ちょうど台所では、ヨガ後みんなでいただくブランチ作り。
お料理担当のゆかさんがお野菜を切るトントントントン・・・
という音が合わさり、
『おかあさーん!』
と、きっと誰しもが心の中でおもったシャヴァーサナの時間でした^^
さて、お待ちかねのブランチ!!
これまた最高。。
わたしはチャパティ焼くのを担当しましたが、インド生活の長いケンシンさんのきれいな焼き方には及ばず、、でも楽しかった!
ちえさんも、チャパティの生地を丸くするのが得意で、一時期、毎日つくっていたのだとか。
インド通いあるあるなのかなぁ^^
そんなインドごはんにすっかりお馴染みの演者のみなさまも、スタッフも一同が美味しい!と唸る。。
ゆかさんのアーユルヴェーダ食、ほんっとにおいしいのです。。
(しかもリトリートを終えて、旺盛すぎて困っていた食欲が少しおさまっているように感じていて不思議!からだの中の毒素も減っているように感じています)
午後からは、唄うヨーガ「キールタン」の時間でした。
自然の光も音もたくさんあふれ、参加者のみなさんからも
プラーナたっぷりといただきまさに一期一会のひとときでした。
わたしは普段は使わないマイクにどきどき。。
音楽家のみなさんと一緒にできるキールタンなんて、まさに夢のよう。。
タブラのMAAさんのリズムが、わたしの弾くハルモニゥムのすぐとなりから聴こえます。タブラが入ると音楽がうねるように動き始める。
この感じがたまらなく大好きです。
ケンシンさんのサーランギは、ゆったりのびやかで目を閉じて聴いてるだけで心地いいのです。
朝のラーガでもたっぷりと弾いていただいたのに、キールタンでの間奏でもたくさん弾いていただけて、幸せでした。
ちえさんのシタールは、キールタンで聴いたときにすっかり心を奪われてしまった音色。
音がまるでキラキラの光の粒になってこぼれてくる、そういう音色なのです。
そんな音色にあわせて、わたしがリードする日がくるなんて、
夢にも思わなかった。
一人でハルモニゥムと唄っているのはまるでちがう、それは音楽の世界。
音楽はすべてを表す。
今できることもできないことも、ここにある感情や想いもすべてが溢れてくる。
体のなかが熱くなるまで唄いました。
わたし自身は、『わたし』とゆっくりと向き合っていました。
瞬間瞬間、はじめてつくる音楽と、みんなの声とわたしの声。
一緒のときを過ごしてくださり、感謝でいっぱいです。
演者のみなさま、心からありがとうございました。
『音楽』としての時間が
人生のなかに用意されていることが、わたしにとっても不思議なのです。
これから、どこに向かっていくかなんてわからないけれど、知りたいって強く願ってしまうわたし。
わかってしまったら、ある意味そこでわたしの探求心はとまってしまうのかもしれない。
だからわたしは、知らないまま、知りたいと願うまま、
ただ心ひかれるほうへ進んでいけばいいのかもしれないなぁ。
わたしの大好きを詰め込んだリトリート。
インド古典音楽・ヨーガ・アーユルヴェーダの食。
朝から音での瞑想、ヨーガ、健康的で消化にいいアーユルヴェーダの食事、、
日常では味わうことのできないどっぷり感でした。
どれもこれも、過去のエッセンスが繋いでくれたご縁。
これから先、わたしにとって、一番自然体な形に繋いでいけますように。
たくさんの方からのサポート、本当に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
もしまたみなさんのタイミングがあって次回も開催される運びとなれば、
そのときはぜひパワーアップしてお出迎えできるように精進いたしますね!