淡路島にある国生み神社『伊弉諾神宮』で、正式参拝と奉納演奏をさせていただく機会をいただきました。
古事記を紐解くと、最初に生まれたのは淡路島なのだそう。
そんなはじまりの場所で、神さまに音を捧げることができるなんて。
仲間と、この場所との巡り合わせのご縁に、ほんとうにありがとうございます。
わたしにとっては、初めての奉納演奏。
忘れられない、特別な時間になりました。
毎朝のワークで、インドの音階『サレガマパダニサ』をうたったり、ヨガをしたり。
そんな日々を過ごして1年と少しが経った頃に、
奉納演奏をさせていただく機会が巡ってくるなんて想像もしていなくて。
インドで大切に繋がれてきた祈りの音が出逢わせてくれたあったかいご縁のみんなと一緒に、わたしもこの場で唄を捧げさせてもらえたこと。
ほんとうにありがとうございます。
わたしはRāga Yaman でつくった『愛は巡りて』を唄わせていただきました。
この唄はわたしにとって、特別な唄。
“愛のラーガ Yaman ” の音に向き合っているとき、
『愛』というテーマからわたしのなかに浮かんできたのは、
『 音からうまれ、音に還っていく世界 をわたしは愛してるんだなぁ』という想いと、
愛を込めて音を繋いでくださる先生たちや存在たちへの感謝でした。
愛というものがこの世界を包んで
目に見えないところでずっとずっと昔から、
音とともに巡っている感覚を残したいなとおもってうまれた曲です。
曲のなかで何度も唄い重ねている『nārāyaṇa』という響きは、
音からうまれ、音に還る 神さまの名前です。
サンスクリット語の『nārāyaṇa』を訳すと、すべての存在の休まる場所・源・水。
わたしには、あらゆるものが生まれ、そこに還る “魂の泉” のようなイメージがしっくりきます。
(この曲に込めた想いなど、詳しくはこちらの記事に書いたので、よければ読んでいただけると嬉しいです。)
その感覚と、今回奉納演奏させていただいた『国生み神社の神話』がわたしのなかでは結びつき、
心からのまっすぐな想いをこめた唄で捧げものをさせていただけたように感じました。
ほかにも仲間とともに、『あわのうた』や、ボパリの音階での『ひふみ祝詞』、トンコリの唄『サロルンカムイ』、ハンスドワニの音階での『Shanti Mantra』なども捧げました。
『国生みの神さまのいるこの場所だからこそ』と、
ひとりひとりが選んだ曲やその曲との関係性もすごく美しくて。
この場所の神さまへと捧げられた唄たちは、本当にこの場所に馴染み、染み込んで、そして広がっていったようでした。
みんなの唄を声にしながら、自分の声が透明になっていくような感覚さえも感じました。
唄い終わって最後に、わたしが感じたことは、
『わたしはあなたのなかにいます』というメッセージ。
これからもひとつひとつをだいじに積み重ねていきたいです。
音の道を一緒に歩んでくれる仲間がいるの、ほんとうに幸せです。
予想もできない楽しい未来へと繋がってゆきますように。
この場所へ導いてくださり、いつもたくさんのギフトをくれるgumiさんをはじめ、毎朝のワークで出逢えたみんな。
いつも本当にありがとう。
心からの愛を込めて。
あわのうた / Ayako
ひふみ祝詞 / tomomi* *
Shanti Mantra ~rāga Hamsadhwani~ / hayamari
サロルン カムイ / hiroko
愛は巡りて ~rāga Yaman~ / sanae
Special Thanks!!!
Produce & Bansuri gumi
Chorus / Tatsuya.I , Yuka.M
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『伊弉諾神宮』
https://izanagi-jingu.jp/
『毎朝の身体と呼吸のワーク』
https://www.gumi-bansuri.com/goodmorning